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『長く働く』を実現できる職場は貴重な無形資産!

11月13日の社会保障審議会において、

在職老齢年金の支給停止の基準額を
「47万円」 から「51万円」に
引き上げることを検討する

という報道がありましたね。


出所:『在職老齢年金制度の見直し』厚生労働省年金局

 

年金を受給できる世代が
働く意欲を持てるようにという目的で
改正がされるとのことですが、

雇用だけではなく年金においても
「長く働く」環境づくりが
後押しされていくことを感じます。

ーーーーーーーーーーーーー

 

100歳まで生きる前提で
ライフプランシミュレーションをすると、

長く働くことで老後の生活設計は
劇的に改善することを実感します。

 

そして、長く働く想定でいると
その分準備する老後資金は少なくなり
若い時期に使えるお金にもゆとりができる。

 

これもライフプランニングにおいて
大切なポイントだと思っています。

 

でも、このプランを実現するためには
年をとっても働ける職場があること、

年をとっても雇用され続ける
人材であることが必要。

 

無理なく働ける職場があるのか
仕事はあるのか

 

ここに不安を感じてしまうと
「やはりもっと貯蓄を・・・」

と考えてしまうかも知れません。

 

 

逆にもし、自分が勤めている会社に
長く働いている人がいたり
自分の持つスキルを使って生涯現役で
活躍している人がいたら、

 

「健康であれば何とかやっていける!」
と思えそうですよね。

 

 

老後資産形成も大切ですが、

この会社にいれば・このスキルがあれば
長く働くことができる!

と思える環境というのは
人生を豊かにする貴重な無形資産
と言えるのではないでしょうか。

 

さらに、勤める会社で
働くことが「幸せだ」と思えたら
もっといいですよね。

 

例えば、坂本光司さんの
『日本でいちばん大切にしたい会社』
に出てくるような

働きがいあふれる会社で
長く働ける見通しが持てるとしたら

 

現役時代も、

老後までに〇〇千万円
という考え方だけじゃなくて

自己投資をして長く職場に貢献したい
という考え方ができるようになって、

 

会社も、働く人の人生も
好転するような気がします。

 

言うは易しで、
気力や体力が衰える高齢期も
働く職場を提供するということや

生涯現役でいられるように
健康でいて学びつづけるというのは
簡単なことではないですが、

 

法改正の流れを受けて、

ファイナンシャルプランナーとして、
公的年金保険のしくみや
長く働くメリットについて伝えながら

社会保険労務士として、
働きつづけられる職場づくりに
貢献していけたらとあらためて思いました。

 

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