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今年もあと2日となりました。
ありがたいことにこの1週間、
色んなご縁でお仕事が続々と入り、
感謝の気持ちいっぱいで準備にいそしんでおります。
仕事納めは大晦日。
よい仕事ができるようがんばります!
今回からまた数回にわたり、
機関紙に連載していた
『100年ライフの働き方』より、
健康経営についてお伝えしてまいります。
~『100年ライフの働き方』は
新しい時代における企業の労務管理の在り方と
従業員の豊かな人生の実現をテーマとした連載です~
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「健康経営の意義と価値」
健康経営とは、
「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、
戦略的に実践すること」
と定義されています。
企業では人間ドックなどの検診を進めたり、
休暇の取得や運動の推奨をしたりといった形で
従業員の健康を支援する活動をしています。
企業が従業員の健康推進に取り組むことは、
従業員の活力、生産性、創造性の向上をもたらし、
企業価値や企業イメージの向上へと
つながっていくことが期待されています。
今回はこの健康経営について、
労務管理におけるその価値や課題を、
各種データとともにみてまいります。
☑ 健康経営への関心が高まる背景
2017年7月14日に発表された
東京商工会議所 健康づくり・スポーツ振興委員会
「健康経営に関する実態調査 調査結果」によると、
「健康経営という言葉をご存じですか?」
という質問に対して、
「内容を知っており取り組んでいる、または内容を知っている」
と回答した企業は全体の3割弱であり、
まだ広く浸透しているとはいえません。
しかしながら、
健康経営の概要を説明した上で、
「実践している」
「実践していないが、近い将来具体的な実践の予定がある」
「いずれ実践したい」
と答えた企業は9割超という結果であり、
企業は従業員の健康や、
それに伴う生産性の向上に
関心を持っていることがわかります。
健康経営への関心が高まっている背景には、
長期的な労働力人口の減少による
人手不足や従業員の高齢化、
メンタルヘルス対策などの課題があります。
↑↑↑
これから総人口は減っていき、
高齢化が進んでいくことがよみとれます。
出所:内閣府「平成29年版高齢社会白書」より高齢化の推移と将来推計
人手不足も深刻で、
直近(平成30年11月)の有効求人倍率は
1.62倍とバブル期並みの状況となっています。
このように高齢化・人手不足で
生産性の向上が求められるこれからの時代、
健康への配慮をせずに
生産性の低下を招いたり
休職や離職を引き起こしてしまうことは
経営上、無視できない損失となっていることもあり
従業員の健康は企業において重要な資産
として注目されているのです。
※データの更新等、一部加筆修正しています。
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次回から、健康経営に取り組むことへの価値や、
人生100年時代における健康の重要性について
整理していきます。
健康経営の意義と価値②
~100年ライフの働き方vol.7~へ続く
お読みいただき、ありがとうございました!
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~働き方とライフプランの変化に応じた職場づくりで企業も社員も豊かに~
ウェルス労務管理事務所 佐藤麻衣子
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