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労務管理とライフプランで企業も人も豊かに①

2018年に年金とライフプランについて書いた「30代のための年金とお金のことがすごくよくわかって不安がなくなる本」を出版させていだき、2021年9月24日に2冊目の本「人事労務・総務担当者の人へ 労務管理の基本的なところ全部教えちゃいます」が発売されることとなりました。ひとつ節目になったので、独立してから仕事を通じて探求してきた「労務管理とライフプランで企業も人も豊かに」というテーマについて、今の思いを書き留めておきます。

まずは自分自身の経験から感じたライフプランの変化やキャリア形成、ジェンダーギャップなどについて。

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社会保険労務士として独立・開業をしましたが、もともとはファイナンシャルプランナー(FP)の仕事に魅力を感じて自分のキャリアはスタートしました。

2004年、新卒で入社した会社では経営企画室に配属され、主に株主向けの広報や株主総会、経理財務の補助などの仕事をしていました。当時は特にどうなりたいという思いはなく会社員として普通に働いていました。そんな時、ふと手にした雑誌でFPという職業を知ります。何か資格を取りたいと思っていた時期で、家計管理を一生涯という長い目で見て自分の好きな人生をデザインするという考え方に惹かれ、FPの学校に通い2006年に AFPとFP2級の資格を取得しました。そして、資格を活かせる仕事がしたいと思い2007年に信託銀行へ転職をします。

信託銀行では、支店の窓口で定期預金の受付や投資信託や保険などのコンサルティングセールスに従事しました。2008年にはリーマンショックが起こり、初年度に販売した金融商品は暴落。顧客対応をする中で、相場がいいからと安易に勧めずその人のライフプランに合った提案をすべきだったと落ち込みました。その後相場は回復したのですが、この件をきっかけに納得のいく提案ができるようになりたくて上位資格のCFPとFP1級を取得することになります。

・・・というのが、キャリアの経緯なのですが、リーマンショックの年に私は結婚をして翌年妊娠・出産・育児休業・復帰をしています。この経験から、社会保険労務士の仕事に興味を持つことになります。

今思えば、勤めていた銀行は育児と仕事の両立をすることにおいてとても恵まれた環境でした。私が働いていた銀行の支店にはもうすでに育児休業を取り復帰をしている先輩がたくさんいたし、在籍していた窓口には10名以上の同僚がいてチームで支え合うこともできました。

ただ、当時はそれでもつらかった。何がつらかったというと夫は何も変わらないように見え、私は何もかもが変わったように感じたこと。結婚当時は子どもは2人ほしいと思っていたのにそれがすごく難しいことになってしまい、結局2人目の出産には至りませんでした。私のように本当は生みたいと思っていたのに生まれなかった子供が日本には無数にいるように感じて、人間としての喜びや豊かさを何かに奪われているような気持ちになりました。

同時に、女性に育児の負担が偏り「子供のためにキャリアをあきらめるのは仕方ない」という空気が機会損失を生んでいるとも思いました。 当時はまだ女性活躍が進んでいなかったこともあり、いわゆるガラスの天井やマミートラックがあるという現実を疎ましく思ったのです。大学に行ってもより良いキャリアを目指して資格をとっても、子育てをしている女性には越えられない壁があるように感じました。

そんな経験すると同時に、日々の生活は育児と仕事でいっぱいいっぱいになり、人生の中でもスポットライトが当たるような子供が小さくてかわいい貴重な時期を、時間に追われてやり過ごす日々にも疑問を感じるようになります。私は何のために働いているんだろう。当時はマンションを購入してローンもあったし、認可保育園に入れず保育料も高かったから稼がないといけないこともわかっているのですが、だんだん気持ちがついていかなくなりました。そして、銀行をやめて子供を幼稚園に入れ、社会保険労務士へのキャリアチェンジを目指すことになります。

人生において本当に大事にしたいことを大事にできる社会にしたい。働き方やライフスタイルを変えることができれば、経済的にも将来にわたって無理なく暮らすことはできるのではないか。そんな思いが芽生えていったのでした。

開業初期の頃

生活設計やライフプランというと、お金の問題に焦点が当たりがちですが、物質的にある程度満たされた時代になり、いまはお金だけでなく「家族皆で過ごす時間」「差別のない環境」「自己実現」などに価値を見出すようになっていると思います。今まであきらめていたというか疑問に感じなかった新たな課題に取り組む方が満たされる人生になるように感じました。

FPはその人が望むライフプランに沿って、キャッシュフロー表という一生涯の資金繰り表を作成するのですが、お金に問題はなかったとしても心は満たされるとは限りません。人生の多くを占める「働く時間」のあり方を変えることができれば、ライフプランの可能性が広がり、個人個人が自分らしくより豊かになる道が開ける。そう考えるようになりました。
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労務管理とライフプランで企業も人も豊かに② へ続く

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ウェルス労務管理事務所 佐藤麻衣子

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