ブログ

在職老齢年金も考えて、じぶん年金づくりを

経営者の方が年金をもらい始める年齢になると、
ご自身の役員報酬を考えるために、
「在職老齢年金」について質問をいただくことがあります。

「在職老齢年金」というのは、

老齢厚生年金を受け取れる人が、
会社で働いて一定額以上のお給料やボーナスをもらっていた場合、

その収入で生活ができるでしょうということで、
厚生年金の全部または一部が受け取れなくなるという仕組みです。

(正確な説明は下記のリンクをご参照ください↓↓↓)

<日本年金機構HP>
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/2017040102.html

「ええっ!あんなに高い厚生年金保険料払ったのに、
たくさん収入があると年金が受け取れないなんて・・・
まるで働き損じゃないですか(泣)」

という意見もありそうですね。

年金は民間の保険のような「金融商品」ではなく、
あくまで高齢で働けなくなった時のための所得を補う
「公的保険」の位置づけとなっています。

ですので、働くことができて所得がある場合、
厚生年金は調整されてしまう、というわけなのです。
※基礎年金は調整されません。

これからの時代では、高齢者が長く働く可能性は高いですから、
在職老齢年金のことも、若いうちから理解して将来設計を考え、

確定拠出年金やNISA、個人年金保険なども組み合わせながら、
資金準備をしておくということが大切だと思います。

また、在職老齢年金による調整は、あくまで会社に勤めていた場合ですから、
年金を受け取り始めるときにはフリーランスで働くということも、
選択肢になるかもしれません。

生涯現役社会になっていくと考えると、今まで以上に、
「年金」と「働き方」をセットで考えることが大切になりそうですね。

関連記事

  1. iDeCoを使った福利厚生制度
  2. 『楽天会員のための、老後資金対策セミナー』に登壇しました
  3. 【個人向けメニュー】キャリアチェンジプランニング
  4. 女性は長生き。公的年金のメリットは大きい! ~マイナビウーマン …
  5. 【12月8日(日)】老後資金対策セミナーに登壇します
  6. 誰もが前向きなライフプランを描けるように! 
  7. 70歳まで働く社会、2,000万円の自助努力に思うこと
  8. 30代からみる、70歳まで働く社会

最近の記事

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
PAGE TOP