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7月29日の日経新聞の1面に、
企業型確定拠出年金と
iDeCoの併用を拡充する検討という
記事がありましたね。
まだ未定の部分が多く、
はっきりとしたことはわかりませんが、
今まで使いきれていなかった
確定拠出年金の枠が使えるようになると、
現役世代の資産形成にとっては
プラスになる改正と言えそうです。
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☆「企業型とiDeCoはどう違うの?」
企業型は「企業」が退職金制度として
実施する確定拠出年金制度で、
会社を通じて加入をします。
設計は会社ごとにさまざまで
基本給×〇%というケースや
部長〇万円、課長〇万円というケース
前払金との選択制など多岐にわたります。
iDeCoは「個人」が私的年金として
老後資産形成のために積み立てる
確定拠出年金制度で、
自分で金融機関を選んで
(SBI証券とか、楽天証券とか)
口座を開設して加入をします。
そして、転職をしたり専業主婦になったりと
働き方が変わっても企業型とiDeCoの間で
持ち運ぶことも可能です。
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確定拠出年金においてややこしいのが、
働き方や会社の年金制度により
加入できる上限額が違うということ。
いまは下記のような区分になっています。
※出典:厚生労働省HP
☆リンク→確定拠出年金の対象者・拠出限度額と他の年金制度への加入の関係
現状で、企業型の確定拠出年金と併用するには
企業型のみ実施企業において
規約で上限を月3.5万円と定める必要があります。
何社か対応している企業に
関与したことはありますが規約だけでなく、
確定拠出年金の口座が2つになるなど
管理の手間とコストがかかることもあるせいか
あまり多い設計ではありません。
今後、この制限が緩和され、
併用することにより掛金額を
増やせるのはいいことですが、
システムや管理の面では
複雑になるような印象が・・・
もう少し詳しい情報が出るのを待って
影響などを考察してみたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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ウェルス労務管理事務所 佐藤麻衣子
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