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迫りくる改正!準備がとっても大事です

先日「働き方改革関連法のポイント」
をテーマにしたセミナーに参加してきました。

 

昨年6月に成立したこの法案、
今年の4月から
少しずつ施行されていきます。

今年の4月から始まる有給休暇についての対応も

説明、対応方法の決定、管理方法の整備、
規程の修正など意外と時間が必要でしたが、

 

今回のセミナーで
比較にならないくらい大変そうだと感じたのは、
「同一労働同一賃金」への対応です。

 

端的に言えば、
「正社員と非正規社員がいた場合、
なぜ処遇が違うのかを説明できるようにする」

というものなのですが、
労務管理の担当者がいない
中小企業では、負担が大きそうです。

 

例えば、基本給に関してガイドラインには

===================
(1)基本給であって、
労働者の能力又は経験に応じて支給するもの
については通常の労働者と同一の基本給を
支給しなければならない
===================

という形で示されています。

☑ 同一労働同一賃金ガイドライン(厚生労働省HP)

 

人手不足でパートの採用が難しかったから、
時給を高くして採用をしたとか、

前職の水準を参考に、月給25万円で採用した
といったことも今まではありましたが、

 

これからは説明できる指標をつくり
整理をして採用や評価なども
行っていく必要があるということになります。

どうやって能力や貢献、職責などを適切に評価し、
処遇の差が不合理ではないと
説明できるようにするのか・・・

 

企業ごとの実情を見ながら整理して
働く人も説明を聞いて納得できるようにするのは
大変なことではないかと思いました。

 

今は目先の有給休暇の対応などに追われていますが、

もう少し改正資料を読み込んで、
早めに準備をすすめたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました!
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ウェルス労務管理事務所 佐藤麻衣子

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