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「受け取る年齢」を考える 

年金の受給開始年齢の幅を
75歳まで拡大するというニュースがありましたね。

 

現在は60歳から70歳までの間で、
受給年齢を選択できて、

選択した年齢により受取額が増減し、
その金額を終身で受け取ることになります。

=================
☑ 65歳より前に受け取ると
1カ月あたり0.5%減
→もし60歳から受け取ると30%減の年金額

☑ 65歳から受け取ると、増減なしの年金額

☑ 65歳より後に受け取ると
1カ月あたり0.7%増
→もし70歳から受け取ると42%増の年金額
=================

この65歳以降の受給年齢幅を75歳まで拡大し、
75歳から受け取ると84%増の年金額となるとのこと。

 

これに関して損か得かという議論が
されることもありますが、

何歳まで生きるのかは誰にもわからないので、
結果としての損得は
亡くなるまでわかりません。

 

ですが、どんどん長生きになる中で、
貯蓄で老後資金準備をしようとすると、

何歳まで生きるかわからないことにより、
莫大な額の準備がないと
不安を解消できないということになります。

公的年金は「長生きのための保険」なので、

終身で受取れるという特長を活かして
可能であれば繰下げ前提のライフプランを
たてておく方が資金計画がしやすいのでは
ないでしょうか。

 

とはいえ、30代前後の人にとっては、
30年以上先の話。

 

こんなにも変化のスピードの速い時代では、
色々な前提が変わる可能性も・・・

 

自分の不安をなくすためにも、
そして
次世代の負担を減らすためにも、

 

できるだけ自立に向き合い
長く稼ぐ力で柔軟に対応できることが
大切ではないかなと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました!
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ウェルス労務管理事務所 佐藤麻衣子

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